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冊子『仕舞う』について
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冊子『仕舞う』について

H25年度石見銀山基金 事業

この度、平成25年度石見銀山基金を活用して、小冊子『仕舞う』を刊行いたしました。

*『仕舞う』
『仕舞う』

 私たち「家の女たち」は、平成13年から大森町内の熊谷家・河島家・渡辺家・柳原家・山中家などの家財調査を行ってきました。その過程で驚いたことがありました。昔の家財の仕舞い方です。その合理的なこと、美しいこと、ものを大切にしていることに、一同、声をあげました。
 蔵の棚に天井まで積み上げられた木箱、ほこりだらけの蓋を開けると和紙や布で一つ一つしっかり養生されて収まっている食器類、反故紙を張り合わせたり、古い布をつなぎ合わせて作った「たとう」に包まれた着物・・・湿気に弱いものは湿気ないように、傷つきやすいものは傷つかないようにと、梱包方法から仕舞場所もよく考え抜かれています。包み方も実に洗練されていて、まさに芸術的です。このように心を込め、手を掛けてきたからこそ、長い間、家財類が保存されてきたのだとよくわかりました。
 そこでこの、昔の人が代々受け継いできた「仕舞う」という文化を、何とか伝えることはできないかと考えて、河島家の土間上つし二階を使って展示し、今回それをまとめて、小冊子『仕舞う』を刊行いたしました。執筆したのはそれぞれ調査と展示を担当した者です。みんな素人ですから、間違っているところや行き届かないところが多々あると思いますが、どうかご寛恕ください。
 私たちの「驚き」と「感動」が生んだ小冊子です。「仕舞う」文化を多くの人に伝えることが出来れば、そして少しでも皆様のお役に立てればと願っております。

ーはじめに より


『仕舞う』
A5版、フルカラー、108ページ
監修・編集:小泉和子
発行者:家の女たち
1,080円(税込)

ーもくじー

  • はじめに:小泉和子
  • 仕舞う技
     飲食器:吉田美穂子
     家具調度品:太田洋子
     衣類:渡邊良子
     古文書:三上公子
      帳場箪笥:前潟由美子
     防虫図鑑:龍文子
     食品:佐藤淳子、堂野前さち子
  • 「仕舞う」展の調査・展示をして:家の女たち
  • 家財調査から展示へ:無川ひとみ
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